神戸市の当て逃げ事件で逮捕 不起訴の弁護士

2015-09-22

神戸市の当て逃げ事件で逮捕 不起訴の弁護士

神戸市在住30代女性会社員Aさんは、兵庫県警生田警察署により当て逃げの容疑で書類送検されました。
取調べによると、Aさんは、会社から帰宅中、信号待ちしていた車に後ろから衝突し、そのまま逃走したそうです。
幸い、両者とも怪我はなかったそうです。

今回の事件は、フィクションです。

~当て逃げと刑事処罰について~

当て逃げとは、物損事故を起こした場合に、事故現場から離れることをいいます。
当て逃げは、道路交通法でいう危険防止措置義務を怠ったとして成立する犯罪行為です。
たとえ自らに過失がないとしても、危険防止措置を取らずに立ち去ってしまうと当て逃げとして処罰されてしまいます。

人の死傷を伴わない物損事故をしてしまった場合、壊した物の賠償責任という民事上の責任は発生します。
一方で、道路交通法上の罰金・懲役刑といった刑事上の責任は発生しません。
しかし、物損事故であった場合でも当て逃げをしてしまったら、道路交通法上の罰金刑や懲役刑を受ける可能性があります。
罰金刑または懲役刑となってしまった場合は、前科が付くこととなります。
当て逃げの法定刑は、1年以下の懲役または10万円以下の罰金です(道路交通法第117条の5)。

~当て逃げと不起訴~

当て逃げをしてしまったとしても、不起訴処分を獲得できれば罰金や懲役刑といった刑事処罰もなく、前科も付きません。
仮に逮捕・勾留されていた場合、不起訴処分を獲得することで早期に釈放されることとなります。
早期に釈放されれば、事件が会社や学校などにばれる可能性が低くなりますので、社会復帰しやすくなります。
実際には交通事故を起こしたが、気付かずに事件現場から立ち去ってしまった場合は当て逃げは成立しません。
交通事故に気付かなかった又は事故発生を認識するのは困難であったことを弁護士を通じて主張し、不起訴処分獲得のための弁護活動を行いましょう。

当て逃げ事件でお困りの方は、不起訴処分を多数獲得している弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にお任せください。
交通事故を起こしてしまったが、示談締結や有利な証拠主張・立証することで不起訴処分となったケースがあります。
当事務所には交通事件・交通違反に強い弁護士が在籍しております。
24時間対応しておりますので、いつでもお問い合わせください。
(兵庫県警生田警察署 初回接見料:37300円)

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