東京都小平市 危険運転致死罪で逮捕 死亡事故事件は刑事事件専門の弁護士

2018-10-14

東京都小平市 危険運転致死罪で逮捕 死亡事故事件は刑事事件専門の弁護士

東京都小平市内の高速道路上で自車を運転していたAは、Vの運転に腹を立て、Vに謝罪させるために、V車を煽ったり前に割り込んだりしてV車を停車させるに至った。
停車したV車は、後続車に追突され、Vは死亡した。
警視庁小平警察署の警察官は、Aを危険運転致死罪の容疑で逮捕した。
(本件はフィクションです。)

~危険運転致死罪と過失運転致死罪~

死亡事故については、自動車運転処罰法がその刑事責任を規定しており、同法5条 は「過失運転致死罪」を定めています。
AはVを死亡させることまでは認識していませんが、高速道路上にV車を停止させる行為は、後続車の追突を招くような過失行為といえ、過失運転致死罪に当たることは比較的明らかといえます。
では、Aに自動車運転処罰法2条の「危険運転致死罪」 まで成立するといえるのでしょうか。
本件では、Aは妨害目的で運転していると考えられることから2条4号が問題となります。

2条4号を見てみると、「人又は車の通行を妨害する目的で、走行中の自動車の直前に進入し、その他通行中の人又は車に著しく接近し、かつ、重大な交通の危険を生じさせる速度で自動車を運転する行為」をして、よって人を死亡させた場合に危険運転致死罪とすることになっています。
危険運転致死罪が成立するといえるためには、「人を死亡」させたという結果の前提として、上記2条各号の故意行為が認められる必要があります。
そして、上記故意行為(本件では妨害目的の運転行為)と死亡との因果関係が認められることも必要です。
したがって、危険運転致死罪が成立するか否かは、上記故意行為および因果関係が認められるかに否かによることになります。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、危険運転致死事件や過失運転致死事件を含む死亡事故事件も取り扱っている刑事事件専門の法律事務所です。
危険運転致死罪の法定刑は重いため、過失運転致死罪が成立するにとどまると主張する等の弁護活動を行うことも考えられます。
危険運転致死事件逮捕された方のご家族は、フリーダイヤル(0120-631-881)までお問い合わせください。
警視庁小平警察署までの初回接見費用:36,500円

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