大阪市の酒酔い運転で逮捕 罰金の弁護士

2015-07-04

大阪市の酒酔い運転で逮捕 罰金の弁護士

Aは用事を思い出し車で出かようとしましたが、前夜のアルコールが残っていてはいけないと思いました。
以前購入した市販のアルコールチェッカーを利用したところ、アルコール濃度は0を示しました。
そのためAは車を運転したところ、酒酔い運転大阪府警都島警察署逮捕されました。
(これはフィクションです)

~アルコール測定器による測定結果の信憑性~

国民生活センターによると、簡易型のアルコールチェッカーを運転の可否の判断に使用しないよう呼びかけています。
同センターの調査では
・同じエタノール濃度のガスを吹きかけても、吹きかけ方により値が異なること
・使用回数を重ねることにより値が異なること 
が明らかにされました。

アルコールチェッカーの値が0であっても、体内にアルコールが残っていることがあるということです。
アルコールチェッカーの値を盲信して、酒酔い運転・酒気帯び運転にならないよう注意しましょう

~酒酔い運転による事故の紹介~

■最高裁平成23年10月31日決定
被告人は、運転開始前に飲んだ酒の影響により正常な運転が困難な状態にありました。
そうであるにもかかわらず、酒酔い運転の状態で自車を時速約100㎞で走行させました。
その結果、走行中の被害車両の右後部に自車を衝突させ、被害車両を橋の上から転落させました。
これにより被害車両に乗っていた3名が死亡、2名が傷害を負い、被告人は危険運転致死傷罪で逮捕されました。

この事故について裁判所は
・被告人が、相当量の飲酒をしながら身勝手な理由で自動車の運転をしていること
・一般道の橋梁上を時速100㎞という高速度で進行しており、態様が危険であること
・被害車両に乗っていた5名の内3名の幼児を死亡させた結果が重大であること
から懲役20年の実刑判決を下しています。

このように酒酔い運転による事故は非常に重い刑が科せられうるものです。
酒酔い運転になるのでは、と疑われる場合には自動車の運転は控えましょう。
もし酒酔い運転事件を起こしてお困りの方は、交通事故・交通違反事件に明るい弁護士事務所にご相談ください。
迅速な相談が罰金処分を回避することにつながります。

あいち刑事事件総合法律事務所は、交通事故・交通違反事件をはじめとする刑事事件専門の弁護士事務所です。
酒酔い運転を起こしてお困りの方は、ぜひ弊所にご相談ください。
なお、大阪府警都島警察署に逮捕されたという場合には、初回接見サービスをご利用ください(初回接見費用:3万5500円)。

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