大阪府の交通違反行為で逮捕 自転車運転講習の弁護士

2015-06-29

大阪府の交通違反行為で逮捕 自転車運転講習の弁護士

Aさんは、大阪府内の歩道を自転車で走行中、歩行者と衝突しました。
これによりAさんは大阪府警大淀警察署逮捕されました。
またAさんは道路交通法上危険な交通違反行為により事故を起こしたとして、講習を命じられました。
(これはフィクションです)

~自転車事故の現状~

平成26年の自転車事故の発生件数はおよそ11万2000件でした。
すなわち全国で1日に300件超の自転車事故が発生していることになります。
発生件数自体は自転車道の整備等によりわずかながら減少しています。
ただ自転車事故による死亡者は年間500~600人を超える人数で推移しています。
これは、全交通事故の中で1割以上を占める数字です。

~自転車運転講習制度~

このように死亡事故にもつながる自転車事故の減少を目的として、平成26年6月1日に道路交通法が改正されました。
自転車運転関連では、自転車運転講習制度が導入されました。

自転車運転講習制度とは
・「危険な違反行為」で3年以内に2回以上摘発された場合
・「危険な違反行為」が原因の交通事故を起こした場合
3時間の講習(手数料5700円)が命じられるものです。
この命令に従わない場合には5万円以下の罰金が科せられます。

この制度の対象となる「危険な違反行為」とは
・信号無視
・通行禁止違反
・一時停止違反
・酒酔い運転
・安全運転義務違反(携帯電話を利用しながらの運転)
など自動車と同様の交通違反行為が含まれています。

また、自転車特有のものとして
・歩道での徐行義務違反
・右側通行などの通行区分違反
・ブレーキのない自転車の運転
などあまり普段意識していない内容が違反行為として含まれているので注意が必要です。

自転車は免許もいらず、また未成年でも気軽に乗ることができます。
一方で、先ほどの統計の通り、死亡事故等重大事故につながる危険な乗り物でもあります。
そのため未成年が加害者となる少年事件へとつながりうるものです。

自転車による交通事故・交通違反事件でお困りの方は、あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。
弊所は交通事故・交通違反事件をはじめとする刑事事件専門の弁護士事務所です。
加害者が未成年の場合は少年事件の経験豊富な弁護士がご対応します。
なお、大阪府警大淀警察署に逮捕されたという場合には、初回接見サービスをご利用ください(初回接見費用:3万4700円)。

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