名古屋の酒気帯び事故事件で逮捕 釈放の弁護士

2015-05-25

名古屋の酒気帯び事故事件で逮捕 釈放の弁護士

Aさんは、車を酒気帯び運転していたときに人身事故を起こしたとして愛知県警中川警察署現行犯逮捕されました。
同署によると、アルコールの影響でハンドル操作を誤ったことが事故の原因とみています。
Aさんの弁護士は、即決裁判手続執行猶予判決の獲得を目指しています。
(フィクションです)

~即決裁判手続のメリット~

刑事事件の場合、簡易な裁判手続として即決裁判手続があります。
即決裁判手続とは、罰金または執行猶予が見込まれる軽微な事件について、検察官の申立てによって認められる裁判手続です。
これによる場合、原則として裁判の初日に判決が言い渡され、懲役刑や禁錮刑には必ず執行猶予がつけられます。
犯行の事実関係について争いがなく、確実に執行猶予判決を獲得したいという場合には、即決裁判手続に従うメリットがあると言えます。

この点は、一般的によく言及される即決裁判手続のメリットです。
しかし、即決裁判手続によって生まれるメリットは、これだけではないのです。
今回は、即決裁判手続に進むことで「すぐに釈放される可能性が高まる」というもう一つのメリットをご紹介したいと思います。

即決裁判手続に進むという段階で、被疑者・被告人が身柄拘束されているとすると、それは勾留中の状態であると考えられます。
ですから、被疑者・被告人を釈放するためには、いかにして勾留状態を解消するのかということが問題になってきます。
そもそも、勾留とは被疑者・被告人の逃亡や証拠隠滅を防止する目的で行われる身柄拘束手続のことをいいます。
ですから、これらの目的に照らして、被疑者・被告人を勾留しなくてもいいという話になれば、勾留状態は解消できるということになります。

~即決裁判手続と勾留取消請求~

さて即決裁判手続に進むとなると、上記の通り、被告人には確実に執行猶予判決が下されることになります。
とすると、即決裁判手続に付されることが確定した後は、被告人には証拠隠滅・逃亡を図る必要性や合理性がありません。
もはや、被告人を勾留しておく理由や必要性が認められないと言えるでしょう。
このような場合には、弁護士による「勾留取消請求」が認められる可能性が高いと考えられます。

弁護士による「勾留取消請求」が認められると、被疑者・被告人は、すぐに留置場から釈放されます。
自宅などで日常生活を送りながら、十分な準備をした上で即決裁判手続に臨むことができるようになるのです。

一方で、同じように起訴後の段階で利用できる身柄解放手続として「保釈」という制度があります。
しかし、この場合、裁判所が定めた保釈金を納付しなければならないというハードルがあります。
そのため、上記の方法ではなく、保釈の道を選択した結果、保釈金を納付できず身柄解放を断念したという方もいるようです。

酒気帯び運転事件で起訴されそうという場合も、愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所にご相談下さい。
即決裁判手続勾留取消請求への対応もお任せ下さい。
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なお、愛知県警中川警察署に勾留されているという場合、初回接見サービスをお勧めします(初回接見費用:3万5000円)。

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