愛知の飲酒運転事件で逮捕 面会の弁護士

2015-05-26

愛知の飲酒運転事件で逮捕 面会の弁護士

Aさんは、飲酒運転をした疑いで愛知県警中村警察署逮捕されました。
しかし、実際に飲酒運転をしていたのは、Aさんの弟であり、Aさんは車を勝手に使用されていたに過ぎませんでした。
初めての取調べでは、Aさんの主張が一切認められず、警察官の一方的な厳しい追及が行われました。
(フィクションです)

~違法捜査の証拠を保全する方法~

近年は、足利事件や袴田事件など様々な冤罪事件が多く報道されるようになりました。
広く一般の方にも、冤罪事件の恐ろしさが認知されるようになってきたのではないでしょうか。

さてこうした報道が加熱していくのに伴い、冤罪事件をいかにして防ぐかという議論も盛んにおこなわれるようになっています。
その一つが「取調べの可視化」の問題です。
取調べの可視化とは、警察や検察による取調べを録音・録画できるようにすることを言います。
こうすることで、取調べにおける違法な捜査を客観的にチェックできるようにし、違法捜査を防止しようという目的です。

これまでに発生した冤罪事件の多くは、暴力や脅迫を用いた捜査官による不当な自白強要が主な発生原因となってきました。
取調べの可視化は、このような問題を解決するために、非常に効果のある方法だと考えられます。
しかし、現在のところ、捜査機関の強い反対もあり、全面可視化には至っていません。
ですから、取調べの際には、弁護士の立会いや取調べ内容の録音・録画によって、違法捜査の証拠を確保することは難しいでしょう。

そうはいっても、違法な取調べを見過ごすわけにはいきません。
違法取調べの証拠があるならば、それらを積極的に保全するようにし、絶対に冤罪事件を阻止しなければなりません。
今回は、飲酒運転事件などで逮捕・勾留されてしまった場合に使える弁護士との面会を利用した証拠保全方法をご紹介したいと思います。

逮捕・勾留されている場合は、外部の人と自由に会うことが難しくなります。
もっとも、弁護士との面会においては、会える回数や時間、話せる内容に制限がありませんし、会話の内容に聞き耳を立てる立会人もいません。
また、会話の録音やカメラでの撮影なども行うことが可能です。
そのため、弁護士との面会は、外部に対して違法な捜査を訴える貴重な機会になります。
違法な取調べがあった場合には、弁護士に依頼し、無実を主張する様子を録音・録画してもらったり、暴行を受けてできた傷を撮影してもらうなどしましょう。
こうして確保された証拠は、後の刑事裁判でも絶大な効果を発揮します。

飲酒運転事件で冤罪被害を被っているという方は、ぜひ愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所までご相談下さい。
愛知県警中村警察署逮捕されたという場合には、警察署内で弁護士逮捕された方が直接法律相談することも可能です。
そういった対応をお望みの場合は、弊所の初回接見サービスをご利用ください(初回接見費用:3万3100円)。

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