【事例紹介】埼玉県本庄市万年寺の路上で起きたひき逃げ死亡事故
【事例紹介】埼玉県本庄市万年寺の路上で起きたひき逃げ死亡事故
埼玉県本庄市でひき逃げ事件として捜査されている事例について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説します。
事例
24日夜、埼玉県本庄市の路上で60代の男性が倒れているのが見つかり、その後死亡が確認されました。現場の状況から警察はひき逃げ事件として捜査しています。
24日夜8時20分ごろ、埼玉県本庄市万年寺の路上で、「車と歩行者の事故が起きた」と近くを歩いていた女性から通報がありました。
警察によりますと、市内に住む(中略)さん(65)が路上で倒れていて、病院に運ばれましたが、全身を強く打っていておよそ3時間後に死亡が確認されました。
(後略)
(5月25日 NHK NEWS WEB 「埼玉 本庄 路上で倒れていた男性死亡 ひき逃げ事件として捜査」より引用)
過失運転致死罪
過失運転致死罪は、自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律(以下「自動車運転処罰法」といいます。)第5条で規定されています。
自動車運転処罰法第5条
自動車の運転上必要な注意を怠り、よって人を死傷させた者は、七年以下の懲役若しくは禁錮又は百万円以下の罰金に処する。ただし、その傷害が軽いときは、情状により、その刑を免除することができる。
過失運転致死罪を簡単に説明すると、前方不注意やブレーキの踏み間違いなど、運転するうえで払うべき注意を怠り、事故を起こして人を死亡させてしまった際に成立する犯罪です。
今回の事例では、車と歩行者の事故があり、歩行者が亡くなられたようです。
報道からでは詳細が明らかではありませんが、前方の確認を怠ったなどの過失によって人を轢いてしまったのであれば、容疑者に過失運転致死罪が成立する可能性があります。
過失運転致死罪と弁護活動
過失運転致死罪の法定刑は、七年以下の懲役若しくは禁錮又は百万円以下の罰金です。
過失運転致死罪で有罪になった場合には、懲役刑や禁錮刑が科されるおそれがあり、場合によっては刑務所に行かなければならなくなってしまいます。
交通事件の弁護経験豊富な弁護士による弁護活動で、略式命令による罰金刑で懲役刑や禁錮刑を回避したり、執行猶予付き判決を獲得できる可能性があります。
略式命令により罰金刑になった場合には、裁判が行われませんから、裁判が行われる場合と比べて早期に事件を解決に導くことができます。
また、執行猶予付き判決を得ることができれば、猶予期間中に犯罪などを起こすことなければ刑務所に行かなくてもよくなります。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では、無料法律相談を行っています。
弁護士による検察官への処分交渉や取調べ対応などで、より良い結果を得られるかもしれません。
人身事故を起こしてしまった場合には、ぜひ一度、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。