愛知の酒気帯び運転事件 無罪判決の弁護士

2014-11-15

愛知の酒気帯び運転事件 無罪判決の弁護士

Aさんは、自宅駐車場で自車に乗っていたところ、愛知県警稲沢警察署の警察官から職務質問を受けました。
その際、酒気帯び運転の疑いがあることから署まで任意同行するよう求められました。
署で行った呼気検査の結果、Aさんの呼気からは、酒気帯び運転にあたる程度のアルコールが検出されました。
しかし、行われた名古屋地方裁判所での第一審では、無罪判決が言い渡されました。
この判決に不服のあった検察官は、名古屋高等裁判所に控訴することにしました。

~酒気帯び運転で無罪判決が破棄された事例~

今回の事例は、平成16年1月26日に広島高等裁判所松江支部で下された判決をもとに作成しています。
第一審は、松江地方裁判所出雲支部で開かれています。
警察署名や裁判所名以外は、すべて実際の事例のままです。

この事例は、第一審で酒気帯び運転事件について無罪判決が言い渡されたものの、控訴審で逆転有罪判決になったものです。
最終的な判決を分けたポイントは、犯行を証明する主な証拠が警察官の証言だけで足りるかどうかという点です。
第一審の松江地方裁判所は、この点について警察官の証言を裏付ける客観的な証拠がないとして、無罪判決を言い渡したのでした。
一方で第二審の広島高等裁判所は、警察官の証言に信用性があれば、必ずしも事実を認定するのにそれを裏付ける客観的な証拠は必要ないとしました。
その結果、第二審では、逆転有罪判決が下されたのでした。

今回の事例では、被告人にとって残念な結果になってしまいました。
しかし、警察官の証言によって酒気帯び運転の事実が立証できていたかどうかを控訴審まで争った点については、注目すべきです。
無罪判決を獲得するための弁護士の活動として、検察側が犯行を立証するのに十分な証拠を有していない点を主張することがあります。
また、検察側が提出した証拠に信用性が欠けるとして、犯行を立証できていない旨を主張することもあります。

この裁判では、まさに無罪判決の獲得を争う弁護活動とは何かを知ることができるのではないでしょうか。

愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所は、交通事故・交通違反事件無罪判決を主張したいという方のご相談も承っております。
犯行を立証する十分な証拠がないにも関わらず、有罪判決が下されるのは不当な刑事裁判です。
公平な裁判を受ける権利は、被告人に認められた大切な権利です。
不当な裁判で依頼者の方の大切な権利が害されないよう、弊所の弁護士が全力で弁護活動を行います。
酒気帯び運転でお困りの方は、まずお電話下さい。

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