(刑事事件)東京都国立市の自転車事故で過失傷害罪も弁護士へ

2018-08-03

(刑事事件)東京都国立市の自転車事故で過失傷害罪も弁護士へ

東京都国立市に住む大学4年生のAさんは,大学の講義に遅刻しそうになり,大学に向かって自転車を飛ばしていました。
焦っていたAさんは,見通しの悪い曲がり角での安全確認を怠りそのまま進入し,曲がり角を曲がりきったところで,向こうから歩いてきた出勤途中の会社員Vさんに衝突し,重傷を負わせてしまいました。
Aさんは,この自転車事故の件で警視庁立川警察署に呼ばれています。
(フィクションです)

【自転車事故の刑事責任】

自転車事故を起こした場合,警察での事情聴取のみで終了する場合もありますが,事故や被害者の怪我の様態によっては刑事上の責任を問われることがあります。
自転車事故の場合の刑事上の責任として,刑法上の過失傷害罪や過失致死罪,重過失致死傷罪等が成立する可能性があります。
過失(不注意)により人に怪我をさせれば過失傷害罪,人を死亡させれば過失致死罪,その過失が重大なものであれば重過失致死傷罪が成立します。

過失傷害罪:30万円以下の罰金または科料(刑法209条)
過失致死罪:50万円以下の罰金(刑法210条)
重過失致死傷罪:5年以下の懲役若しくは禁錮または100万円以下の罰金(刑法211条後段)

上の事例のAさんの場合,見通しの悪い交差点に進入する際の安全確認を怠って侵入しVさんに怪我を負わせているので過失傷害罪が成立する可能性が高いでしょう。
しかし,仮に見通しの良い道路にもかかわらず前方に注意せず,すぐに停止できないような高速で運転して衝突し怪我させた場合,重過失傷害罪の成立も十分考えられます。

【自転車事故への弁護士の対応】

自転車事故の場合,事故の事実に争いがなければ,被害者に被害弁償をして示談を成立させることが重要です。
示談が成立すれば,不起訴処分や執行猶予,減刑を獲得することができる可能性が高くなります。
弁護士は,示談交渉の他,被疑者・被告人の真摯な反省や,再び事故を起こさないための環境整備などのサポートを行い,被疑者・被告人の酌むべき事情を主張していくことになるでしょう。
これらの活動は,不起訴処分の獲得や,刑の軽減,執行猶予判決の獲得への大きなポイントになります。

自転車事故にお困りの方は,ぜひ一度弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士までご相談ください。
弊所の刑事事件専門の弁護士が,自転車事故に至った経緯や事故当時の状況などを精査した上で,適切な弁護方針をご案内いたします。
警視庁立川警察署までの初回接見費用:36,100円

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