神戸市の当て逃げ事件で呼び出されたら…出頭前に弁護士に相談

2017-06-09

神戸市の当て逃げ事件で呼び出されたら…出頭前に弁護士に相談

Aさんは、兵庫県神戸市内の道路で、Vさんの運転する自動車に運転していた自動車を衝突させてしまうという物損事故を起こしてしまいました。
しかし、Aさんは、気が動転してしまい、何もせずにその場から立ち去ってしまいました。
後日、兵庫県葺合警察署から、Vさんの自動車に対する件で話を聞きたいと呼び出しを受けたAさんは、どうしたらいいのか不安になり、神戸市の刑事事件専門の弁護士に相談をして、出頭前にアドバイスを求めることにしました。
(フィクションです。)

~当て逃げ事件~

当て逃げとは、物損事故を起こした場合に、危険防止措置などの義務を怠って事故現場から離れることで成立する、道路交通法違反の犯罪行為です。
ここで注意が必要なのは、交通事故について、自分の無過失が明らかな場合であったとしても、危険防止措置等の義務行為を取らないことは許されないというところです。
当て逃げをした場合、道路交通法によれば、1年以下の懲役又は10万円以下の罰金が科されます。
人の死傷結果を伴わない物損事故の場合、壊した物の賠償責任(民事上の責任)が問題になるだけで、道路交通法上は違反点数や罰金・懲役刑は定められていません。
しかし、物損事故を起こした際に当て逃げ行為を行ってしまうと、道路交通法上の違反点数に加えて、罰金又は懲役刑をいう刑事処罰を受けてしまうこととなります。

当て逃げによる道路交通法違反で刑事罰を受ける場合、初犯であれば略式裁判による罰金処分になることが多いとされますが、当初は物損事故及び当て逃げとして扱われていた事件が、後日被害者から診断書が出されたことで人身事故としてひき逃げ事件に切り替わって捜査されるケースもあります。
この場合は、上記当て逃げの罪ではなく、より法定刑の重い過失運転致死傷罪等の罪に問われることになるため、最悪の場合には懲役刑による実刑判決を受けてしまうおそれも生じてきます。
こうした場合、どちらにも対応できるように交通事件の弁護活動に精通した弁護士に、自身の今後の取調べ対応などについてを相談するべきでしょう。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士は、刑事事件専門の弁護士として、当て逃げ事件についての刑事弁護活動も承っております。
当て逃げ事件で出頭要請を受けているがどうしようとお困りの方は、まずは弊所の弁護士までご相談ください。
初回の法律相談は無料です。
兵庫県警察葺合警察署への初回接見費用:3万4,900円

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