名古屋の過失運転致傷事件で逮捕 示談交渉に強い弁護士

2015-02-08

名古屋の過失運転致傷事件 示談交渉に強い弁護士

Aさんは、過失運転致傷及び道交法違反の容疑で愛知県警名東警察署逮捕されました。
同署によると、Aさんは右方向のカーブを走行中、ハンドルを切りすぎた過失により対向車線に飛び出し、対向車と正面衝突したということです。
なお、Aさんは、事故当時呼気1リットルにつき約0.4ミリグラムのアルコールを保有していました。

今回は平成15年10月17日の神戸地方裁判所判決を参考に事案を作成しました。
警察署名や罪名については、修正しています。

~過失運転致傷事件における示談交渉の重要性~

今回参考にした神戸地裁判決では、被告人に対して懲役1年4か月の実刑判決が言い渡されました。
つまり、被告人には1年4か月間の刑務所暮らしが命じられたということです。
この間、家族や友人と自由に会うことや連絡を取り合うことができません。
また、自分が行きたい場所に自分が行きたいときに行くこともできません。
さらに、被告人がそれまでまじめに続けてきた仕事も続けられなくなります。

このように刑事裁判懲役刑の実刑判決を受けるということは、被告人やその周囲の人にとって、極めて大きな不利益をもたらします。
ですから、仮に交通事故・交通違反事件で有罪判決を免れないとしても、出来る限り実刑判決は避けたいところです。

執行猶予付き判決を受け実刑判決を免れるためには、弁護士を通じた示談交渉が重要です。
神戸地裁判決の事案では、被害者が加療一年を要する甚大な被害を受けているにもかかわらず、
「慰謝の措置を取っていない」「示談も被害弁償も未了」「不合理な弁解をする」
などの事実が指摘されており、「被害感情がなお峻烈であることの原因も被告人にあるというほかない」と述べられています。

もしこの事件で被告人が弁護士を通じて、少しでも「慰謝の措置」「示談や被害弁償」を行っていれば、実刑判決は回避できたかもしれません。
近年は、被害者感情を重視して、加害者の刑事責任が重く見られる傾向にあります。
そのため、交通事故事件で執行猶予判決を獲得するためには、弁護士を通じて被害者の処罰感情を少しでも和らげるようにすることが重要です。

愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所は、示談交渉を得意とする弁護士事務所です。
交通事故・交通違反事件に強い刑事事件専門の弁護士事務所ならではの示談交渉が可能です。
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