名古屋の人身死亡事故事件で逮捕 実況見分に強い弁護士

2015-04-13

名古屋の人身死亡事故事件で逮捕 実況見分に強い弁護士

Aさんは、名古屋市中区の交差点で人身死亡事故事件を起こし、愛知県警中警察署現行犯逮捕されました。
明日、事故現場で実況見分を行う予定です。
Aさんについている弁護士は、実況見分を受けるにあたっての心構えをアドバイスしました。
(フィクションです。

~実況見分とは・・・~

実況見分とは、捜査機関が証拠を収集する手続きの1つです。
「捜査官の五感を通じて証拠を収集すること」、「任意捜査の1つであるため、令状を必要としないこと」が特徴です。

実際、事故後の取調べは、実況見分を通じて作成された調書をもとに進められることが多いようです。
そのため、実況見分調書の内容如何で、取調べ対応も変わってくる可能性があります。
そして、実況見分調書は、事故現場や事故の状況などを知る為に、とても重要視されます。
実況見分調書の内容が、起訴・不起訴、有罪・無罪、量刑などを左右するといっても過言ではないでしょう。
したがって、人身死亡事故事件のケースでも、実況見分でどう対応するかは極めて重要です。

~実況見分で注意すべきこと~

前述の通り、実況見分は、極めて重要です。
ただ、重要だということが分かっただけでは、意味がありません。
重要な実況見分をどう乗り切るか、そのポイントをいくつか知っておきましょう。

・捜査官の誘導に惑わされない
実況見分では、捜査官と被疑者が一緒に事故現場を訪れて行います。
この際、捜査官が被疑者に対して様々な質問を投げかけますが、中には捜査官の主観的評価に基づく誘導を含んでいるケースもあります。
意図的にやっているとも限りませんが、正確な実況見分調書の作成を妨げることに変わりはありません。
誤った内容に誘導され、実際の状況とはかけ離れた事実が認定されないよう、十分に注意してください。

・誤った内容については訂正を求める
さて実況見分調書が作成された場合、それはその後の裁判などで重要な証拠になります。
そして、それは、仮に実況見分調書の内容が誤っていても変わりません。
また、一度作成された実況見分調書の内容が誤りであると主張・立証することは、決して容易ではありません。
ですから、実況見分調書が作成される場合、完成前にその内容の誤りを指摘し、訂正を求めることが大切です。
調書の訂正・内容の削除を求めることは、被疑者の権利です。
調書の内容に誤りがあった時には、捜査官に対して毅然とした態度で、訂正・削除を求めましょう。

愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所は、捜査対応にも精通しています。
実況見分取調べでどうしたら良いか分からないという方は、ぜひ一度ご相談下さい。
なお、愛知県警中警察署に逮捕された場合、初回接見費用は3万5500円です。

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