名古屋の飲酒運転事件で逮捕 罰金に強い弁護士

2015-06-12

名古屋の飲酒運転事件で逮捕 罰金に強い弁護士

車の運転に自信があったAさんは名古屋市中区にある居酒屋で大量にお酒を飲んだ後、愛車を運転して帰りました。
その途中、信号交差点で停車していた車と追突事故を起こしてしまいました。
愛知県警中警察署によると、Aさんはかなり酒に酔った状態であったということです。
(フィクションです)

~飲酒運転の刑事責任~

飲酒運転をした場合、刑事責任が科されるということは常識だと思います。
もっとも、飲酒運転には2種類あり、それぞれ科せられる刑事責任が違います。
今回はその違いを説明したいと思います。

まず、「酒気帯び運転」です。
酒気帯び運転とは、基準値以上の血中アルコール濃度又は呼気中アルコール濃度が検出された場合に処罰される飲酒運転です。
具体的には血液1mlにつき0.3mg又は呼気1ℓにつき0.15mgの数値が検出された場合に、酒気帯び運転として処罰されます。
たとえば、人やその日の体調にもよりますが、ビールなら大瓶1本未満、日本酒なら1合未満でこの数値に達してしまいます。
意外とすぐに基準値を超えることがわかりますね。
酒気帯び運転をした場合には、3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科される可能性があります。

次に、「酒酔い運転」です。
酒酔い運転は、血中アルコール濃度や呼気中アルコール濃度という客観的な数値により罰せられるわけではありません。
その基準は、アルコールの影響により正常な運転ができないおそれがある状態で運転をしたことです。
このような状態で車両等を運転した場合には、処罰されることになります。
具体的には、直線の上をまっすぐ歩けるかどうか、視覚や運動・感覚機能が正常かどうか、ろれつが回っているかどうかなどから判断されます。
酒酔い運転をした場合は、5年以下の懲役または100万円以下の罰金が科されることになります。

酒酔い運転の方が処罰が重いことが分かります。
これは、酒酔い運転の方がより道路交通上危険だからです。

飲酒運転は、初犯の場合であれば、略式裁判による罰金刑で終わることがほとんどです。
ただし、悪質な場合や、再犯の場合などは正式裁判になる可能性も十分にあるでしょう。
そのため、会社に知られたくなかったり、刑を軽くしたい場合は交通事故・交通違反に強い弁護士に相談することをお勧めします。
交通事故・交通違反に強い弁護士であれば、酌むべき事情を酌んでもらえるよう適切に検察官や裁判官に主張していきます。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、飲酒運転事件に対しても力を入れています。
飲酒運転事件を起こしてお困りの方は、交通事故・交通違反事件に強い弊所にご相談下さい。
なお、愛知県警中警察署に逮捕されてしまった場合には、いち早く弁護士を警察署に派遣することが重要です。
弊所には、弁護士を警察署に派遣できる初回接見サービスがあります(初回接見費用:3万5500円)。

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