重過失否認に強い弁護士 大阪市の自転車ひき逃げ事件で逮捕されたら
重過失否認に強い弁護士 大阪市の自転車ひき逃げ事件で逮捕されたら
大阪市福島区在住のAさん(40代男性)は、自転車を運転中に赤信号を無視して走行したところ、横断歩道を通行中の歩行者と接触して転倒させ、歩行者に大怪我をさせた。
Aさんはそのまま走り去ろうとしたが、周囲の目撃者に制止されて、通報を受けた警察官に、重過失傷害罪とひき逃げの疑いで逮捕された。
大阪府福島警察署に留置されたAさんは、家族からの依頼を受けた刑事事件に強い弁護士に、今後の対応を相談することにした。
(フィクションです)
~自転車ひき逃げの刑事処罰とは~
自転車でひき逃げ行為をした場合には、(重)過失傷害罪と、ひき逃げの罪(道路交通法違反)に当たる可能性が考えられます。
「自動車によるひき逃げ(道路交通法違反)」には重い刑事処罰が加えられる一方で、「自転車によるひき逃げ(道路交通法違反)」の法定刑は、「1年以下の懲役又は10万円以下の罰金」とされています(道路交通法117条の5)。
ただし、重大な自転車ひき逃げ事件の場合には、刑法の「重過失傷害罪」が適用されて、「5年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金」という重い処罰を受けることになります。
・刑法 211条
「業務上必要な注意を怠り、よって人を死傷させた者は、5年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金に処する。重大な過失により人を死傷させた者も、同様とする。」
「重大な過失」(=重過失)とは、その傷害結果発生の予見が極めて容易なケースであったり、その注意義務違反が著しいケースなどの場合に、認められますから、具体的な事故当時の状況を整理し、加害者側に重過失があったのかどうか、事実に即した証拠をもとに主張・立証していく必要があります。
もしも、重過失とは言えない状況にもかかわらず重過失傷害罪として処分が行われてしまえば、不当に重い処罰を受けることになってしまいかねませんから、刑事事件に強い弁護士に早期にご相談されることがおすすめです。
大阪市の自転車ひき逃げ事件でお困りの方は、刑事事件を専門に扱っている弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の評判のいい弁護士にご相談ください。
(大阪府福島警察署の初回接見費用:3万4,300円)