愛知県の交通事件で逮捕 無車検・無保険車の事故に強い弁護士

2015-02-22

愛知県の交通事件で逮捕 無車検・無保険車の事故に強い弁護士

愛知県岡崎市在住のAさんは、岡崎公園に向かう途中、自身の脇見運転が原因で自転車との交通事故を起こしてしまいました。
通報を受けて駆け付けた愛知県警岡崎警察署の警察官は、Aさんを過失運転致傷の罪で現行犯逮捕しました。
その後の取調べで、Aさんが事故当時運転していた車両は、無車検・無保険であったということが明らかになりました。
(フィクションです)

~無車検・無保険車で走行すると・・・~

自動車で道路を走行する場合、ドライバーには様々な義務が課せられます。
例えば、自動車を道路で走行させるためには、2年に1度車検を受けなければなりません。
これを怠って有罪判決を受けた場合(無車検車運行の罪)、6か月以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられます。

また自動車を道路で走行させる場合、保険に加入していることも必要です。
自賠責保険または自賠責共済に加入せずに自動車を運転している場合(無保険車運行の罪)、1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられます。

~無車検・無保険車で交通事故を起こすと・・・~

上記の義務を果たさない場合、それ自体が罪となるだけでなく、刑の重さに影響することもあります。
例えば、平成15年12月3日の神戸地裁判決や同年5月29日の同じく神戸地裁判決は、いずれも無車検・無保険車による事故であることを刑の加重理由に挙げています。
車検や自賠責保険の制度は、自動車が持つ危険性に鑑み、事前事後において被害者の保護を図ろうとする制度です。
ですから、これらの制度に対して無関心な姿勢は、裁判官に対しても、自動車によって生じる被害を防止しようという意識が希薄であるとの印象を与えてしまいます。
交通事故の場合に、その行為態様の悪質性を高める事情とされるのは当然でしょう。

ちなみに、最近は自転車が加害者となる交通事故事件も多数取りざたされるようになってきましたが、自転車の車検や保険の制度はあまり浸透していないようです。
しかし、自転車にも車検や保険の制度があります。
自転車事故の場合、無車検・無保険車両であることが多いため、トラブルが深刻化することも多々あるようです。
そうならないためにも、車検・保険制度には、日頃から関心を持ち事前に対策を進めておくことをお勧めします。

無車検・無保険車による交通事故事件などでお困りの方は、ぜひ愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所にご相談下さい。
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なお、愛知県警岡崎警察署に逮捕されてしまった場合、7万9120円で初回接見を行うことができます。

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