三重県の運転免許証偽造事件で逮捕 釈放の弁護士

2015-10-25

三重県の運転免許証偽造事件で逮捕 釈放の弁護士

三重県津市在住40代男性無職Aさんは、三重県警津警察署により有印公文書偽造罪の容疑で逮捕されました。
三重県警津警察署によると、Aさんは、偽造運転免許証を所持して車の運転をしていたそうです。
三重県警津警察署逮捕されていたAさんは、釈放後、弁護士事務所へ法律相談しに行きました。

今回の事件は、フィクションです。

~判例の紹介~

紹介する判例は、昭和46年12月23日判決、京都地方裁判所で開かれた、有印公文書偽造、同行使、道路交通法違反事件です。

【事実の概要(有印公文書偽造罪の事実のみ抜粋)】
被告人は、E株式会社に自動車運転手として雇われていた。
かねてより顔見知りだった氏名不詳者より、兵庫県公安委員会作成名義のFに対する普通自動車運転免許証を貰い受けていた。
その免許証の写真欄には、写真が貼付してなく、右写真欄を覆うビニールカバーの写真欄上部に位置する接着部分が破れていた。

業務上過失傷害罪に問われ運転免許の効力を停止する旨の処分を受けた被告人は、右の貰い受けた免許証を利用して自己に対する免許証を偽造しようと企てた。
京都市の被告人居室において、行使の目的で、右免許証の写真欄に、ビニールカバーの破れたところから、自己の写真を挿入し同欄に貼りつけたように定着させた。
これにより、あたかも、自己が兵庫県公安委員会から免許証の交付を受けたもののように作り出した。
そして後日、交通取締中の京都府警本部交通機動隊巡査Hより免許証の呈示を求められるや、同人に対し、右偽造運転免許証を真正に成立したもののように装つて呈示して行使した。

【判決】
懲役1年
執行猶予3年

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(三重県警津警察署 初回接見料:42700円)

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