大阪府の発作による交通事故で勾留 減刑に強いと評判の弁護士
大阪府の発作による交通事故で勾留 減刑に強いと評判の弁護士
Aさんは、自動車を運転中、てんかんの発作により意識障害に陥り、歩行者と衝突しました。
その結果、自動車運転死傷行為処罰法違反により大阪府警都島警察署に逮捕されました。
Aさんは、てんかんであるため、意思から運転を控えるよう伝えられていました。
(この事件はフィクションです)
~発作による事故の判例~
特定の病気の影響により正常に運転できない状態で車を運転し、人を死亡させた場合には15年以下の懲役、負傷させた場合には12年以下の懲役になります。
自動車運転死傷行為処罰法に規定される危険運転致死罪の一つです。
そして、この特定の病気とは、統合失調症やてんかん、再発性の失神、低血糖症、うつ病、睡眠障害が含まれます。
今回は、てんかんによる発作によって事故が誘発された場合の判例をご紹介します。
■札幌地裁平成26年9月2日
被告人は、てんかんの持病を有していました。
その上、無免許で自動車を運転していたところ、てんかんの発作により意識喪失状態に陥りました。
その結果、自車を対向車線に進出させ、対向してきた自動車と衝突しました。
被告人は自動車運転死傷行為処罰法違反で逮捕されました。
この事件について、裁判所は
・被告人は持病のてんかんについて十分認識していたこと
・あらかじめ医師から自動車の運転を止められていたこと
・無免許で運転していたこと
などを理由に責任は重大であるとして、懲役1年10か月の実刑判決を下しました。
一方で
・被告人が反省をしていること
・被害弁償の意欲を見せていること
・被告人の母親が弁償の努力などを見せていること
などが減刑される材料となったものと考えらえます。
交通事故・交通違反事件を起こしてしまった場合、様々な事情により減刑される可能性があります。
減刑を得るためには、迅速な対応が必要です。
そのため、交通事故・交通違反事件を起こしてしまった場合には、速やかに弁護士に相談してください。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、交通事故・交通違反事件をはじめとする刑事事件専門の弁護士事務所です。
減刑されたいという方は、ぜひ一度ご相談下さい。
なお、大阪府警都島警察署に逮捕されてしまった場合には、初回接見サービスがおすすめです(初回接見費用:3万5500円)。