大阪市内の発作による交通事故で逮捕 不起訴の弁護士

2015-07-10

大阪市内の発作による交通事故で逮捕 不起訴の弁護士

Aさんは、大阪府内の府道を走行中、持病の発作を起こしてしまいました。
Aさんの運転していた車は走行が乱れ、Aさんは歩行者と衝突しました。
Aさんは大阪府警西堺警察署逮捕されました。
(この事件はフィクションです)

~発作による事故の判例~

今回は発作により交通事故が誘発された事例を紹介します。

■札幌地裁平成26年2月28日
被告人は、普通乗用自動車を運転し、駐車場から発進しようとしました。
しかしながら、被告人は糖尿病に罹患しており、低血糖症状による意識障害が生じました。
低下した意識状態のまま進行させた結果、停車中の自転車に衝突し、自転車に乗っていた被害者を死亡させました
なお、被告人はかねてより糖尿病による低血糖症状によって意識障害に陥る恐れがあることを認識していました。

このような事情の下、裁判所は次の通り判断しました。
・被害者は追突されたばかりでなく、被告人運転車両の下敷きとなる痛ましい事故であったこと
・意識障害に陥って運転すれば重大な人身事故を起こしかねないため、自動車の運転を差し控えるべきであったこと
・被告人は、事故の前年に4回も低血糖症状による意識障害に陥っており、前兆なく意識障害に陥ることを認識していたこと
・被告人は5か月前にも、運転中に意識障害による事故を起こしていたこと
などを理由に、被告人の責任は重大だとして、禁錮2年とした。

何かしらの病気に罹患しており発作が起こりうる状態でなくとも、過労状態等で健全な判断ができない場合には運転は避けましょう。
交通事故にならずとも、道路交通法などに違反している可能性があります。

この事例のような発作による交通事故を起こしてしまった場合は、交通事故・交通違反事件に明るい弁護士にご相談下さい。
実際には、発作による交通事故を起こしてしまったものの不起訴になった事案もございます。
迅速な対応が不起訴等の結果につながります。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、交通事故・交通違反事件を始めとする刑事事件専門の法律事務所です。
交通事故・交通違反事件の弁護経験豊富な弁護士が親身にご対応します。
お困りの方は、ぜひ一度ご相談下さい。
なお、交通事故事件により大阪府警西堺警察署に逮捕されてしまった場合には、弊所の初回接見サービスがおすすめです(初回接見費用:3万7700円)。

 

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