名古屋の当て逃げ事件で逮捕 私選の弁護士

2015-07-01

名古屋の当て逃げ事件で逮捕 私選の弁護士

名古屋市中村区にあるセントラルタワー付近で交通事故が発生しました。
事故を起こしたAさんは気が動転し、現場から立ち去ってしまいました(当て逃げ)。
Aさんが事故現場に戻ってきたところ、愛知県警察中村警察署が現場検証を行っていました。
(フィクションです)

~ひき逃げと当て逃げの違いは??~

道路交通法違反の中には「ひき逃げ」と「当て逃げ」という種類の犯罪があります。
そこで、今回はどのような場合にひき逃げ事件が成立し、どのような場合に当て逃げ事件が成立するかを紹介したいと思います。

■ひき逃げ事件について
交通事故が起きた場合、自動車やバイクの運転者は負傷者を救護するとともに、危険を防止する等の措置を講じることが義務付けられています。
にもかかわらず、これらの義務に違反して現場から立ち去った場合には、ひき逃げ事件として犯罪が成立します。
つまり、いわゆる人身事故が起こった場合に救護義務及び危険防止等措置義務に違反して現場から立ち去った場合にひき逃げが成立するということです。
なお、ひき逃げが成立した場合には、5年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処せられる可能性があります。

■当て逃げ事件について
交通事故が起きた場合、人に死傷結果が生じていなくても危険を防止するなどの措置を講じることが義務付けられています。
にもかかわらず、この義務に違反して現場から立ち去った場合には、当て逃げ事件として犯罪が成立します。
つまり、いわゆる物損事故が起こった場合に危険防止等措置義務に違反して現場から立ち去った場合に当て逃げが成立するということです。
なお、当て逃げが成立した場合には、1年以下の懲役又は10万円以下の罰金に処せられる可能性があります。

ひき逃げ事件当て逃げ事件の違いは、以上の通りです。
特にひき逃げ事件の場合は、救護を必要とする人がいるにもかかわらず現場から立ち去ったということで逮捕の可能性が高いです。
よって、逮捕を阻止するための方策を講じるメリットが多分にあります。
もっとも、逮捕段階では私選の弁護人しかつけることができません。
当て逃げ事件・ひき逃げ事件で逮捕されないか不安という場合は、私選弁護士を選任しましょう。

あいち刑事事件総合法律事務所は、私選での弁護活動を中心に行わせていただいております。
当て逃げ事件・ひき逃げ事件でお困りの方は、一度弊所までご相談下さい。
なお、愛知県警中村警察署に逮捕されているという場合は、弁護士を警察署に派遣することも可能です(初回接見サービス)。
初回接見費用は、愛知県警中村警察署の場合、3万3100円です。

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