名古屋の危険運転致死事件で逮捕 執行猶予の弁護士
名古屋の危険運転致死事件で逮捕 執行猶予の弁護士
現場は見晴らしの良い道路でしたが、Aさんが酩酊状態であったため前方の自動車に追突してしまいまいた。
Aさんは、危険運転致死の容疑で愛知県警中村警察署に現行犯逮捕されました。
(フィクションです)
※今回は、平成23年10月31日付の最高裁判所の判例を参考に作成しました。
~危険運転致死事件~
飲酒して運転した場合、危険運転致死罪に問われる場合があります。
具体的には、「アルコールの影響により正常な運転が困難な状態で自動車を走行させ」、人を死亡させた場合です。
それでは、この「アルコールの影響により正常な運転が困難な状態」とはどのような状態をいうのでしょうか。
上記の最高裁判所の判例はこれを明らかにしていますので、今回は、この判例をご紹介致します。
なお、この判例は法改正前に出された判例ですが、実質的な中身の改正はなされていなませんので現在でもこの判例をベースに考えて良いものと考えられます。
それでは事案を見ていきましょう。
容疑者は、夜間、最高速度が時速50㎞と指定されている道路を時速約100㎞という高速度で自車を走行させ、前方を走行する車両に自車を衝突させました。
現場は、見通しの良いほぼ直線の道路だったということです。
この際、容疑者は、焼酎ロックを合計8・9杯のほか、ブランデーやビールを飲酒しており、身体のバランスを崩して平衡感覚を保ち得ないなどの状態でした。
上記判決で最高裁判所は、アルコールの影響により正常な運転が困難な状態とは、
「アルコールの影響により道路交通の状況等に応じた運転操作を行うことが困難な心身の状態をいうと解される。
しかし、アルコールの影響により前方を注視してそこにある危険を的確に把握して対処することができない状態も含まれる」
としています。
危険運転致死罪は、執行猶予が付きにくい犯罪です。
ですので、危険運転致死罪で執行猶予を獲得するためには刑事事件に精通した弁護士に相談することがポイントとなります。
あいち刑事事件総合法律事務所は危険運転致死事件の刑事弁護活動にも対応しております。
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なお、愛知県警中村警察署に逮捕された場合は、初回接見サービスをご利用ください(初回接見費用:3万3100円)。