愛知の危険運転致傷罪事件 減刑の弁護士
愛知の危険運転致傷罪事件 減刑の弁護士
愛知県名古屋市の県道で、20代男性Aの運転する車が高校生と衝突しました。
愛知県警中警察署は、Aを自動車運転処罰法の危険運転致傷罪の容疑で逮捕しました。
愛知県警中警察署によると、事故当時Aは危険ドラッグを服用していたとのことです。
(この事件はフィクションです)
~薬物を服用し走行した自動車と歩行者の衝突事例~
今回は、ドライバーが薬物を服用し運転していた場合の歩行者との衝突事例をご紹介します。
■福岡地裁平成26年7月14日
平成25年9月8日深夜、40代の会社員は、自動車を走行中、付近の歩道上にいた歩行者4名と衝突し、傷害を負わせました。
会社員は、運転開始前に脱法ハーブ(危険ドラッグ)を吸引し、薬物の影響によって正常な運転を行うことが困難な状態であったということです。
この事件について裁判所は、
「被告人は、日常的に脱法ハーブを使用しその影響を十分に実感していたのであり、
脱法ハーブを吸引したうえで自動車を運転した場合の危険性を認識していたにもかかわらず、
安易に脱法ハーブを吸引し、すぐさま自動車を運転したのであるから、被告人の意思決定は厳しい非難に値する」
としました。
事件当時、当該ハーブを吸引すること自体は法の網目を潜り抜けた合法なものでした。
しかし、合法な薬物であっても正常な運転を困難にする場合は、運転手を危険運転致傷事件の加害者にしてしまう危険があります。
現在は、薬物の影響により正常な運転が困難な状態で人身事故を起こした場合、危険運転致傷罪として自動車運転処罰法により厳格に処罰されます。
危険ドラッグなどの影響により正常な運転に支障を生じるおそれがある状態で人身事故を起こした場合も同様です。
もし危険運転致死傷事件を起こしてしまった場合には、速やかに交通事故・交通違反事件に強い弁護士に相談してください。
減刑を実現するためには、一日でも早い弁護活動の開始が大切です。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では、交通事故・交通違反事件をはじめとする刑事事件専門の弁護士がご対応させていただきます。
なお、愛知県警中警察署に逮捕された時は、ぜひ弊所の初回接見サービス(初回接見費用:3万5500円)をご利用ください。