名古屋の酒酔い運転事件で逮捕 保釈の弁護士
名古屋の酒酔い運転事件で逮捕 保釈の弁護士
愛知県警中警察署は、酒に酔って軽トラックを運転していた公務員Aさんを現行犯逮捕しました。
同署によると、市道を蛇行している軽トラックを停車させ職務質問したところ、Aさんの酒酔い運転が発覚したようです。
Aさんは、居酒屋で酒を飲み帰宅する途中だったということです。
今回は、産経新聞電子版(2015年5月21日)を参考に事案を作成しました。
なお、警察署名等一部を修正しています。
~交通事故・交通違反事件における保釈の可能性~
酒酔い運転事件などで逮捕・勾留されたまま起訴されたという法律相談が持ち込まれたケースを考えてみます。
こうした場合、相談者の方からよくいただくご質問は、
「保釈できますか?」
というものです。
ちなみに保釈とは、被告人が勾留されている場合に、一定額の保釈金の納付を条件としてその身柄を解放してもらうという手続きです。
刑事事件が裁判の段階に至った場合にしか利用することはできません。
ただ、起訴後の段階では、よく用いられる身柄解放手続です。
さて、上記の質問に話を戻しましょう。
「保釈を実現できるか」という質問については、実務上、非常に回答が難しいところがあります。
簡単に「保釈を実現できます」とは言いきれないケースもあるのです。
例えば、否認事件や共犯事件、実刑判決が下される可能性が高い場合には、保釈の可能性が低くなりがちです。
また、保釈に対する検察官からの不服申立てが認められやすいというのも実務の現状です。
こうしたことから考えると安易に「保釈を実現できる」とは言いきれず、あくまで保釈の可能性をお答えするにとどめざるを得ないのです。
一方で、厳しい現実を正確に説明せず、被告人やその家族に過剰な期待を抱かせれば、その後大きく失望させることにもなりかねません。
そうなれば、刑事弁護活動において最も重要な被告人・依頼者と弁護士の信頼関係が壊れてしまうおそれもあります。
保釈の例からもわかるように、法律相談などにおける弁護士の回答は、往々にして慎重になってしまうことが多いです。
逆に相談者に期待を抱かせる発言を積極的に行う弁護士の場合は、注意が必要かもしれません。
愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所は、保釈のための弁護活動に関するご相談もお待ちしております。
保釈の実現可能性は、保釈の弁護活動に着手する弁護士によって大きく変わります。
その点から考えると、やはり保釈は刑事事件専門の弁護士に任せるのが一番でしょう。
酒酔い運転など交通事故・交通違反事件で保釈を目指す場合は、ぜひ弊所にお任せ下さい。
なお、愛知県警中警察署に勾留されているという場合、弁護士を警察署に派遣することも可能です(初回接見費用:3万5500円)。