名古屋の自転車事故事件で逮捕 前科の弁護士
名古屋の自転車事故事件で逮捕 前科の弁護士
Aくん(19歳)は、名古屋大学に自転車で通学しています。
歩行者との交通事故事件を起こしてしまったその日も、いつもと同じように自転車で通学していたのでした。
Aくんを逮捕した愛知県警中川警察署によると、Aくんは将来医者になることを目標にしているそうです。
(フィクションです)
~自転車の交通事故と前科~
自転車による交通事故事件については、近年、テレビなどで報道されることも増えてきました。
そのため、多くの方が自分自身や家族に関係するトピックとして関心を抱いておられることと思います。
もっとも、多くの報道で取り上げられているのは、主に自転車による交通事故事件の損害賠償問題です。
法的な責任の観点から分類すると、民事責任の問題です。
しかし、自転車による交通事故の場合、運転者には民事責任だけでなく刑事責任も発生します。
もっと端的にいえば、運転者に「前科」が付く可能性があるということです。
前科が付けば、現在就いている仕事をやめなければならなかったり、将来就きたいと思っている仕事に就けなかったりすることもあります。
こうした点から考えると、自転車による交通事故事件は、上記のような賠償金の問題以上に、深刻な状況を生じさせる恐れがあるのです。
特に自転車による交通事故事件は、未成年者が加害者となることが多いという特徴があります。
未成年者の前科によるリスクは、大人のそれよりも大きいと言えます。
自転車を運転する本人はもちろん、回りの人も危険な自転車運転には厳しい目を持ち、未然に事故を防ぐようにしていただきたいと思います。
自転車は、自動車と違い運転免許証が不要なため、年齢などに関わらず誰でも気軽に運転できる乗り物です。
ただし、自転車は、道路交通法による規制を受ける「軽車両」であるということをくれぐれも忘れないでください。
自転車による交通ルール違反には、自動車などと同じ罰則の適用があります。
なお、多くの交通違反事件は、反則金の納付で事件が終了しますが、自転車による交通違反事件には反則金制度の適用がありません。
それはつまり、前科を回避する方法が一つ少ないということを意味します。
自転車による交通事故には、このようなリスクがあることも覚えておいた方が良いでしょう。
自転車による交通事故でお困りの方は、愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所にご相談下さい。
弊所は、刑事事件だけでなく、少年事件も専門にしている弁護士事務所です。
ですから、未成年者が加害者となってしまった事件でも万全の対応が可能です。
なお、愛知県警中川警察署に逮捕されているという場合は、初回接見サービスをお勧めします(初回接見費用:3万5000円)。