岐阜の酒酔い運転事故事件で逮捕 刑事事件専門の弁護士

2015-03-20

岐阜の酒酔い運転事故事件で逮捕 刑事事件専門の弁護士

Aさんは、岐阜県関市の居酒屋で酒を飲んだ後、車を運転して自宅に戻る途中でした。
横断歩道のない道路を横切ってきた自転車と衝突する交通事故を起こしてしまいました。
岐阜県警関警察署で行われた取調べで、Aさんは「翌朝の仕事で必要だったため、酒酔い運転をして家に帰った」と容疑を認めました。
(フィクションです)

~飲酒運転に関する法改正~

尊い人命を奪う悪質・危険な自動車運転として一番に挙げられるのが、「飲酒運転酒気帯び運転酒酔い運転)」だと思います。
飲酒運転の危険性については、昔から認識されており、これを抑止するために様々な法改正が行われてきました。
道路交通法による罰則強化もその一つです。
今回は、道路交通法改正による飲酒運転に対する罰則強化の流れを振り返りたいと思います。

■~平成14年改正前
酒酔い運転に対する罰則は、2年以下の懲役または10万円以下の罰金。
酒気帯び運転に対する罰則は、3か月以下の懲役または5万円以下の罰金。

もっとも、この時の酒気帯び運転の判断基準は、現在よりも緩やかでした。
現在は、アルコール濃度が呼気1リットルあたり0.15ミリグラムですが、当時は呼気1リットルあたり0.25ミリグラムでした。

■平成14年改正~平成19年改正まで
酒酔い運転に対する罰則は、3年以下の懲役または50万円以下の罰金
酒気帯び運転に対する罰則は、1年以下の懲役または30万円以下の罰金

そして、平成14年改正によって、現在と同じ酒気帯び運転の判断基準が規定されました。
それまでの基準であった呼気1リットルあたり0.25ミリグラムというのは、ビール大瓶2本を飲み60分後に測った場合の数値だそうです。
こうした飲酒基準の引き下げが行われた理由は、呼気1リットルあたり0.25ミリグラム未満のアルコールを保有した者による飲酒事故が多かったためです。

■平成19年改正以降
さて、現在の飲酒運転に対する罰則です。
酒酔い運転に対する罰則は、5年以下の懲役または100万円以下の罰金です。
酒気帯び運転に対する罰則は、3年以下の懲役または50万以下の罰金です。

そして、当改正以降は、飲酒運転をするおそれのある者に対する「車両提供者」「酒類提供者」「同乗者」も罰せられることになりました。

愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所は、交通事故・交通違反事件にも精通した弁護士事務所です。
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ベストな更生プランを提示し、再発防止にも努めます。
なお、岐阜県警関警察署に逮捕され初回接見をご希望の場合、初回接見費用は10万2800円です。

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