名古屋の過失運転致傷事件で逮捕 不起訴処分に強い弁護士
名古屋の過失運転致傷事件で逮捕 不起訴処分に強い弁護士
女性公務員Aさんは、過失運転致傷の疑いで愛知県警緑警察署に現行犯逮捕されました。
同署によると、信号のないT字路で西から東へ進行してきた自転車とAさんが運転する自動車が衝突したということです。
このT字路は、見通しが悪く交通事故事件が頻発している場所でした。
(フィクションです)
~過失運転致傷事件で有罪判決を受ける場合・・・~
過失運転致傷罪(自動車運転処罰法5条)の法定刑は、7年以下の懲役もしくは禁錮または100万円以下の罰金です。
ここでは、過失運転致傷罪で有罪判決を受けた場合に科される刑罰の相場を見ていきましょう。
まず同罪で罰金刑を科された場合です。
罰金額のポイントは、「示談の成否」「被害者のケガの程度」「自動車の種類」などです。
示談が成立して、被害者のケガも軽度であれば、罰金額は大体30万円~40万円程度になると考えられます。
一方で示談が成立していない場合や大型自動車・貨物自動車での事故という場合だと、50万円を超える可能性が出てきます。
次に懲役・禁錮刑を科される場合はどうでしょうか。
単純に過失運転致傷罪のみで有罪判決を受ける場合、多くのケースは執行猶予付きの禁錮刑で終わります。
この場合、禁錮刑の刑期は大体8か月~1年6か月程度になると考えられます。
もっとも、過失運転致傷罪が問題となるケースでよくあるのが、道路交通法違反の罪にも問われることです。
例えば、飲酒運転中の交通事故やスピード違反によって交通事故を起こしてしまった場合などです。
こうした場合、運転態様の悪質性・危険性から、禁錮刑にはとどまらず、懲役刑が科せられる可能性が高まります。
その場合の刑期は、大体6か月~3年になると考えられます。
ちなみに、執行猶予がつくかどうかのポイントとして、「前科の有無」や「示談の成否」が挙げられます。
~過失運転致傷事件で不起訴処分を獲得する~
過失運転致傷罪で有罪判決を受けた場合に科せられる刑は、前述のとおりです。
当然、多くの方は「何とかそのような刑罰を回避できないか」とお考えだと思います。
そこで過失運転致傷罪(自動車運転処罰法5条)に問われた場合、まずは不起訴処分を目指すことをおすすめします。
不起訴処分になれば、刑罰を受けることはなく前科もつきません。
また、逮捕・勾留されていれば、すぐに釈放されることになります。
不起訴処分獲得のためには、被害者との示談交渉がカギを握ります。
被害者のケガの程度が軽微な場合などでは、示談成立により不起訴処分となる可能性が十分あります。
愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所は、過失運転致傷事件の示談交渉も承ります。
不起訴処分を目指したいという方は、ぜひご相談下さい。
なお、初回接見サービスをご希望の場合、愛知県警緑警察署へ向かう初回接見費用は3万7800円です。