名古屋の危険ドラッグと人身事故 交通事件に強い弁護士
名古屋の危険ドラッグと人身事故 交通事件に強い弁護士
Aさんは、名古屋市昭和区内で車を運転中、歩道に突っ込み女子高校生をはねたとして、現行犯逮捕されました。
現在も愛知県警昭和警察署に勾留されています。
愛知県警昭和警察署の調べによると、容疑者は事故直後運転席で意識が朦朧とした状態だったそうです。
また、車内から危険ドラッグとみられる植物片が見つかったそうです。
(フィクションです)
~危険ドラッグと交通事故~
今回の事例は、平成26年11月17日発行の北海道新聞ウェブ版の記事をもとに作成しました。
地名や警察署名は、修正してあります。
近年危険ドラッグに関連した交通事故・交通違反事件の検挙数が大幅に増えています。
薬物関連の交通事故・交通違反事件が多発していたことから、いよいよ警察が本腰を入れて取締りを始めたようです。
さて危険ドラッグを吸引して車を運転した場合、どのような罪に問われることになるでしょうか?
ここでいくつかご紹介します。
◆過労運転等の禁止(道路交通法違反)
道路交通法では、過労や病気、薬物の影響により正常な運転ができない恐れがある状態での運転を禁止しています。
これに違反した場合、3年以下の懲役または50万円以下の罰金に処せられる可能性があります。
愛知県警も、この規定にもとづいて、危険ドラッグの使用が疑われる場合には現行犯逮捕する方針であることを発表しています。
つまり、交通事故を起こしていなくても、危険ドラッグの影響で正常な運転ができないことなどが確認された場合には、現行犯逮捕される可能性があるのです。
これまでは、薬物を使用した証拠を確保するのに時間がかかるなどの理由で、現行犯逮捕を免れていたケースです。
◆危険運転致死傷罪(自動車運転処罰法違反)・・・人身事故の場合
危険ドラッグなど薬物の影響により正常な運転が困難、あるいは正常な運転に支障が生じるおそれがある状態で交通事故を起こした場合の罰則規定です。
この罪には、懲役刑の定めしかありません。
最悪の場合、実刑判決を受け10年を超えるような長期にわたる刑務所生活も覚悟しなければなりません。
これらの罪は、最近ニュースでも頻繁に取り上げられているため、知っている方も多いかもしれません。
知らなかったという方は、このブログをきっかけに知っていただければ幸いです。
なお、危険ドラッグを吸引して「自転車」を運転することも道路交通法違反にあたります。
平成26年9月19日の産経ニュースでは、危険ドラッグを吸引して自転車を運転した男が逮捕されたと報じられています。
愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所には、危険ドラッグに関する法律相談も多数寄せられます。
その中には、「危険ドラッグを吸引して交通事故を起こしてしまった」などというご相談もあります。
近頃は、危険ドラッグに関する法律相談も珍しくなくなってきていると感じます。
あなたは、一人ではありません。
交通事故・交通違反事件にも精通した弊所の弁護士に、ぜひ一度ご相談下さい。