無免許運転により高等学校教諭が逮捕

2024-12-25

無免許運転により高等学校教諭が逮捕

逮捕

今回は、無免許運転の疑いで高等学校の教諭が逮捕された事例を弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説いたします。

事例

Aさんは、京都府の高等学校に勤める教諭です。
Aさんは、京都府内の道路において、運転免許が失効した状態で乗用車を運転した疑いにより、無免許運転の被疑者として京都府城陽警察署の警察官に逮捕されてしまいました。
(事例は事実に基づくフィクションです。)

無免許運転

道路交通法第84条1項では、「自動車及び原動機付自転車(以下「自動車等」という。)を運転しようとする者は、公安委員会の運転免許(以下「免許」という。)を受けなければならない」としています。
自動車等を運転できる免許を受けずにこれを運転すれば、「無免許運転の罪」に問われることになります。
無免許運転の法定刑は「三年以下の懲役又は五十万円以下の罰金」となっています。(道路交通法第117条の2の2第1項1号)

被疑者の社会的地位・立場の問題

学校の先生や警察官など、社会的に模範的な行動を求められる方が何らかの事件を起こしてしまうと、より煽情的な報道がなされる傾向があるように思われます。
無免許運転事件は、ほぼ連日のように各都道府県で起きていますが、事例のように職業が教諭の方が被疑者として逮捕された場合、より世間の耳目を集め、社会復帰が難しくなる可能性もあります。

弁護活動のメリット

弁護活動の一つとして、逮捕回避があります。
報道は逮捕の際になされることが多く、逮捕を回避することで実名報道を避けることができる可能性があります。
実名報道をされてしまうと、長期間、事件を起こした者の氏名として名前が残ってしまうことになります。
早期に弁護活動へ着手することができれば、捜査機関に逮捕回避を求める意見書などを提出し、逮捕をしないよう働きかけるなどの対策を行うことができます。
逮捕されてしまえば、普段通りの生活を送ることはできなくなってしまいますし、実名報道のリスクも高くなってしまいますから、早期に弁護士に相談をすることが望ましいでしょう。

弁護活動により必ずしも逮捕実名報道を阻止することができる、というわけではありませんが、逮捕されたり、事件を起こしたことを実名報道されることなく、世間に知られずに済むことができれば、再就職などの社会復帰もよりスムーズとなるでしょう。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件に精通した法律事務所です。
ご家族の方が逮捕された、警察の捜査や呼び出しを受けて困っている、被害者と示談したいと考えている方は、まずは0120-631-881までお気軽にお問合せください。

Copyright(c) 2016 弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所 All Rights Reserved.