兵庫県の赤信号殊更無視による危険運転致死事件で現行犯逮捕 類型に強い弁護士

2016-07-30

兵庫県の赤信号殊更無視による危険運転致死事件で現行犯逮捕 類型に強い弁護士

Aは、普通乗用車を運転し、神戸市芦屋市公光町6番7号先の信号機により交通整理の行われている交差点を直進するに当たり、同交差点の対面する信号機が赤色に灯火信号を表示しているのを同交差点の停止線の手前約30メートルの地点に認め、直ちに制動措置を講じれば同停止線の手前で停止することができたにもかかわらず、これを殊更に無視し、重大な交通の危険を生じさせる速度である時速約65キロメートルの速度で自車を運転して同交差点に進入したことにより、折から同交差点出口に設けられた横断歩道直近を青色信号に従って横断してきたB運転の自転車に自車全部を衝突させて同人を自車のボンネットに跳ね上げた後、路上に転落させ、よって同人を死亡させたとして、兵庫県警芦屋警察署の警察官により現行犯逮捕されました。
(フィクションです)

~赤信号殊更無視による危険運転致死事件の類型~

第2条1項5号にいう「赤色信号を…殊更に無視し」とは、赤色信号に従わない行為のうち、およそ赤色信号に従う意思のないものに限定されており、赤色信号を看過した場合や信号の変わり際に赤色信号であるかもしれないという未必的認識で交差点に進入する場合は除外されています。

「殊更に無視」に当たる場合として、まず信号の規制自体を無視していておよそ赤色信号であるか否か一切意に介することなく赤色信号の規制に違反して交差点に進入する行為(最決平成20年10月16日)があります。

また、赤色信号であることの確定的な認識があり、交差点手前の停止線で停止することが十分可能であるのに、これを無視して交差点に進入する行為もこれに当たります。

これらの類型は判例によって蓄積されていきますので、日々どのような行為が「殊更に無視」に当たるのかが変わってくることになります。

ですので、兵庫県の赤信号殊更無視による危険運転致死事件でお困りの方は、類型に強いあいち刑事事件総合法律事務所弁護士にご相談ください。
(兵庫県警芦屋警察署の初回接見費用:3万5500円)

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