名古屋の交通傷害事故事件 示談に強い弁護士

2014-12-06

名古屋の交通傷害事故事件 示談に強い弁護士

車を運転していたAさんは、パトカーに追尾されていたところ、反対車線を逆走しながら逃走を図りました。
その折、反対車線を走行してきた対向車と衝突し、対向車を運転していたVさんに傷害を負わせました。
愛知県警緑警察署は、Aさんを危険運転致傷の容疑で現行犯逮捕したと発表しました。
Aさんは逃走した理由について、「飲酒運転の発覚を免れたかった」と語っているそうです。
(フィクションです)
※今回は、平成20年5月27日の広島高等裁判所判決を参考にしています。

~危険運転致傷事件で示談成立~

近年、飲酒運転による事故や危険ドラッグの吸引を原因とする事故が頻発しています。
こうした事態に対応するため、今年新たな法律が成立しました。
ニュースなどでは、自動車運転処罰法と報道されています。

この法律は、自動車や原動機付自転車による人身事故を処罰するための法律です。
今回問題にしている危険運転致傷罪も、この法律によって罰せられます。
危険運転致傷罪は、飲酒運転など法律で定められた一定の危険な運転によって、人に傷害を負わせた場合に成立します。
この罪の法定刑は、15年以下の懲役刑と定められています。

危険運転致傷罪のような重い刑が定められている罪に問われている場合、多くの方は「量刑を少しでも軽くしてほしい」と思うことでしょう。
過去に行われた裁判の判決文を読むと、量刑を軽くする事情として以下のものがよく見られます。

・被害者に対して謝罪をしている
・被害弁償を行った(あるいはその見込みがある)
・被害者との間で示談が成立している
・被害者が加害者を許す意思を示している

これらの事情は、減刑だけでなく不起訴処分や執行猶予にもつながりますので、その点でも重要です。

もっとも、弁護士に頼らないでこれらの事情を作り出すのは、難しいと思います。
例えば、加害者が直接被害者に謝罪に行っても、拒まれるケースがあります。
また、被害弁償に不慣れな一般の方では、その手続きに手間取ることもよくあります。
このような場合、被害者に許しの意思を示してもらうことはおろか、示談交渉を開始することすらできないでしょう。

しかし、弁護士であれば、豊富な被害者対応の経験に基づき、柔軟に被害者との示談交渉を進めることができます。
弁護士を介してであれば、謝罪を受けてくれたり、示談に応じてくれるという被害者の方も、よくいらっしゃいます。
ですから、被害者がいるような交通事故事件を起こしてしまったら、出来るだけ早く弁護士にご相談下さい。
特に刑事事件は、スピードが勝負です。
早い段階でご相談いただければ、その分出来る弁護活動の幅が広がります。

危険運転致傷罪でお困りの方は、愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所までご相談下さい。
お電話の際は、「ブログを見た」とおっしゃっていただけるとスムーズです。

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