京都市の弁護士 自動車による殺人事件で逮捕される

2016-02-17

京都市の弁護士 自動車による殺人事件で逮捕される

京都市左京区在住のAは、対立する暴力団の構成員Bを殺害する計画を立てていた。
Aの計画によると、自動車による交通事故に見せかけ、Bを殺す予定だった。
しかし、Aは殺人を実行した際、大きなミスを犯した。
自動車でVに衝突した際、ハンドル操作を誤り、全く無関係のBまでひいてしまったのである。
まだAは逮捕されていないが、逮捕されるのも時間の問題と言える。
京都府警宇治警察署は、事故現場の状況から過失運転致死だけでなく、殺人の可能性も念頭に置いて捜査を進めている。
(フィクションです。)

~自動車による交通事故で殺人罪~

自動車によって交通事故を起こしてしまった場合、ほとんどは、過失運転致死罪や過失運転致傷罪として処理されます。
また飲酒の影響や薬物の影響で正常な運転が出来なかった場合の交通事故は、危険運転致死罪や危険運転致傷罪として処理される可能性があります。
交通事故事件でこうした罪名が問題となるケースは、一般の方にもなじみが深いものと思います。

一方で、あまり多くはないですが、自動車による交通事故事件で殺人罪が問題となる場合もあります。
自動車の運転手がわざと被害者をひいて、死なせてしまった場合です。
上記のAのケースがまさに典型です。
殺人罪に問われる場合、死刑の可能性も出てきますから、危険運転致死罪や過失運転致死罪よりもさらに重罪です。

ちなみに、仮に被害者から「自動車でひき殺してほしい」と頼まれて行った場合でも、犯罪であることに変わりはありません。
ただし、この場合は、殺人罪ではなく、同意殺人罪として取り扱われます。
殺人罪の場合とは、法定刑が異なります。
殺人罪の場合は、死刑又は無期若しくは五年以上の懲役です。
一方、頼まれて被害者を殺害する同意殺人の場合には、法定刑が六月以上七年以下の懲役又は禁錮と軽くなります。

殺人事件の場合も刑事事件に強いあいち刑事事件総合法律事務所なら安心です。
ご家族やご友人が逮捕されてしまった場合には、不利な調書を取られてしまう前に弁護士の面会(接見)を受けさせるべきです。
初回の法律相談は無料法律相談です。
交通事故事件にも対応できる弊所の弁護士にぜひご相談ください。
(京都府警宇治警察署への初回接見費用:4万1720円)(なお、今回も前回と同様内容を変更しております。ご了承ください。)

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