教員の逮捕にも強い弁護士~大阪府摂津市の過失運転致傷事件には

2017-11-08

教員の逮捕にも強い弁護士~大阪府摂津市の過失運転致傷事件には

Aさん(55歳・中学校教頭)は、ある日の早朝、大阪府摂津市内で車を運転していたところ、自転車の乗るVさんを避けることができず、ぶつかってしまいました。
Vさんは、全治1か月の怪我をし、Aさんは、救急車を呼び、大阪府摂津警察署へも自ら連絡しました。
Aさんは、現場に到着した大阪府摂津警察署の警察官から過失運転致傷罪にあたると言われたことから、教員の職を失うのではないかと不安になり、刑事事件専門の弁護士に相談することにしました。
(フィクションです)

~過失運転致傷罪~

過失運転致傷罪は、自動車運転死傷行為処罰法(自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律)の5条に、「自動車の運転上必要な注意を怠り、よって人を死傷させた者は、七年以下の懲役若しくは禁錮又は百万円以下の罰金に処する。ただし、その傷害が軽いときは、情状により、その刑を免除することができる。」と規定されている犯罪です。
過失運転致傷罪は、過失行為であっても7年以下の懲役や禁固の刑罰が科される可能性のある罪です。

~教員が人身事故を起こしてしまったら~

幼稚園、小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、大学、高等専門学校の校長又は教員は、禁固以上の刑に処せられたとき、つまり、死刑、懲役刑、禁錮刑の有罪判決を受けると、判決確定の時に、失職します(学校教育法9条2号)。
この失職は、禁固以上の刑に執行猶予が付けられた時でも避けられません。
また、公立学校の校長又は教員であった場合、地方公務員法による定めにも従うこととなるため、刑事事件に関して起訴された場合は、休職となります(地方公務員法28条2項2号)。

過失運転致傷事件の場合、前科のない初犯の方でも、執行猶予の量刑判断がなされる場合もあります。
上記の通り、たとえ執行猶予がついたとしても、教員の場合は失職してしまいます。
そのため、教員過失運転致傷事件を起こしてしまった場合は、早期に弁護活動を開始し、正式裁判を回避したり、不起訴処分の獲得を目指したりする必要があります。

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教員や公務員など資格制限のある方の刑事事件も多く取り扱っております。
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大阪府摂津警察署 初回接見費用 36,900円

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